coffee roaster

【焙煎機の紹介】

水月珈琲焙煎所では二台の焙煎機を豆の性質に合わせて使い分けています
 
【遠赤外線焙煎機】






















この焙煎機は本体鋳物で作られた蓄熱に優れた珍しい焙煎機です。
鉱石を特殊な加工で焼きつけたドラム遠赤外線と熱風でじっくり時間をかけて焙煎した珈琲豆は酸化しにくく焦げた味がない非常にクリーンで豆の甘みを最大に引き出した珈琲の味になります。
焙煎に生まれた排気量をインバーター制御でファンの回転数を自由に変えることができるので細かな排気コントロールができます。  




【半熱風焙煎機 R-105】


遠赤外線焙煎機良い部分もあるのですが、自由の利かないところもありまして半熱風式のR-105を導入し理想の焙煎ができるように様々な箇所カスタマイズています

 

  
煙突の途中に特注の可変式のファンを設置しています

 
ファンの回転数をインバーター制御により弱めたり強めたりすることで煙突への逆風などの影響を受けずに排気を安定して調整できるようにしています。これにより生豆に与える熱量を随時理想的な状態で焙煎することができます
これにより焙煎後の豆の冷却は通常の倍の早さで冷ませるようになりました。


 
バーナーが不完全燃焼しないように毎回メンテナンスを行います
青い美しい炎で豆に必要最低限の火力でじっくりと煎り上げていきます。



バーナー燃焼室天照石。


【生豆】
 

















生豆の仕入れルートはコーヒーの味の一番重要なことです。
不思議なことですが同じ銘柄や等級でも価格はバラバラで味も違います。
本当に品質の良い美味しいと感じる生豆に出会えるように何度も試行錯誤しながら仕入れルートを選び厳選して販売するお豆を決めています。
どんなお豆でも生豆の状態で一度目のハンドピックを行います。
ハンドピックは少量ずつ丁寧に。
焙煎後にもう一度行います。
 
 
【チャフ】
















適正な排気と熱量で焙煎すると珈琲の豆の表面についている薄皮(チャフ)が豆の形のまま綺麗に剥がれます。
豆に直接炎をあてずに中と外の両方から熱を加えるので豆の表面が硬くならずにふっくら膨れてチャフが焦げずに剥がれます。
剥がれたチャフは随時サイクロンに吸い込みながら焙煎を行いますのでチャフの焦げた煙をお豆に移す事がありません。

豆に炎の熱風が直接あたらない半熱式の焙煎機は豆の甘みがより美しく表現できるように思います